
【入管庁】2024年末時点の技能実習生数(職種・作業別)を公開!
【入管庁】2024年末時点の技能実習生数(職種・作業別)を公開!
投稿日 2025. 5. 15 最終更新日 2025. 6. 30

出入国在留管理庁から、2024年(令和6年)末時点の技能実習生の在留状況に関する最新の統計資料が公開されました。 資料では、技能実習生の総数、「職種別」および「作業別」の在留者数が詳しく掲載されています。
関係者の皆様にとって、技能実習制度の現状を把握する上で非常に興味深い資料です。
〇技能実習生の総数は過去最多を更新
2024年末時点での技能実習生の総数は 456,595人。
前年(2023年末)の 404,556人 から 52,039人(約12.87%) 増加しました。 これは、継続的な増加傾向を示しており、過去最多の人数を更新したことになります。
※この総数には、新制度への移行対象とならない職種(非移行対象職種)等も含まれています。
◆職種・作業別 在留資格「技能実習」に係る在留者数(令和6年末) ▶ダウンロード [ https://www.moj.go.jp/isa/content/001438456.pdf ] [pdf形式:140kb]

〇【2号移行対象職種】建設関係が引き続き最多
技能実習2号への移行対象となる職種別で見てみると、最も多くの実習生が在籍しているのは前回同様「建設関係」で、106,568人(全体の23.34%)でした。 次いで、「食品製造関係」が92,627人、「機械・金属関係」が60,781人と続いています。 これらの分野が、引き続き多くの技能実習生によって支えられていることが分かります。

〇【職種・作業別】そう菜加工、とび、介護が上位
さらに具体的な作業別に目を向けると、以下の分野で多くの技能実習生が活躍しています。
・そう菜加工(食品製造関係):45,435人 ・とび(建設関係):30,627人 ・介護:20,065人
私たちの生活に身近な食品の製造現場や、社会インフラを支える建設現場、 そして高齢化社会に不可欠な介護分野で、多くの実習生が重要な役割を担っている現状がうかがえます。
技能実習制度は、まもなく新たな制度「育成就労制度」へと移行準備が進められています。 こうした統計データは、現行制度における状況を示すものとして、また、今後の動向を考える上で参考となるでしょう。
▶ 詳細:出入国在留管理庁|外国人技能実習制度について [ https://www.moj.go.jp/isa/applications/titp/nyuukokukanri05_00014.html ]